お仕事について

メンターのあるべき姿

メンターとはかくあるべしというのをここで主張したいと思います。

其の一:しっかりと対話ができること

メンターとして最も重要な資質は傾聴力です。

今自分がメンタリングしている人がなにを考えているのか、どう思っているのか、なぜつまずいているのか、しっかりと理解しなければなりません

そうしてメンタリングされる側のことを理解しようとしなければ、そのときどきで適切な言葉をかけられないからです。

メンタリングされる側の人というのはその分野の初心者で、メンターになるような人からすれば意味のわからないところでつまずき、悩み、どんな作業をするにも時間がかかるものです。

つまずいて悩んで苦しみを味わっている初心者が、藁にもすがる思いで上級者にものを尋ねるとき、そこで適切な助言ができるかどうかがメンターが尊敬を得られるかどうかの重要な境目になります。

其の二:しっかりとメンター対象をみること

初心者は意外と色々なことをしているものです。それがメンター基準から見て多いか少ないかは別にして、必ずなにがしかの作業をしているはずです。

まずはそれを認めてあげることが重要です。

ここまではできたんだね、ここまでは調べられたんだねと、どれだけ小さな一歩でも受け入れてあげることが重要です。

そうすれば、たとえどんなに険しい道のりでも頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

認めた後に、指示を出しましょう。指示は具体的に。例えば「こういうワードをつけてググってみよう」とか、「たぶんここが設定できていないんだと思うからこうしてみてよ」とか、です。

できれば背景までつけられると完璧です。なぜここでこうしないといけないのか、あるいはなぜこうした方が良いとされているのか、初心者にはなかなか気づけないような作業の根拠を示すと、初心者の知識背景が広がって学びのスピードが上昇すると思います。

其の三:全体像を示すこと

初心者は必死で目の前にある課題をこなしています。すると時折、なぜ今こんなことをしているのだろう、という風に作業の意味がわからなくなります。

メンターは今教えていることあるいはこの先で教える予定のこと、今まで教えてきたことを初心者と一緒に確認することが大事です。

今まで教えてきたはずのことでわかっていないことがあれば、それを何度でも伝えましょう

一回で伝わったと思うのはメンターの傲慢です。もちろん初心者の側の努力は大前提ですが、人間はものを一発で覚えられるわけではありません。

メンターとなった以上、諦めず呆れずに何度でも同じことを教えてあげましょう。

まとめ

結局、メンターというのは初心者を先導するひとですから、初心者のことを第一に考えて言葉を選ぶことが最も大事な仕事です。

とはいえ学びの主体は初心者の側ですから、そのひとがやる気を失えばそれまでと言えばそれまでです。

だからこそメンターは彼がやる気を失わないようにしっかりと傾聴して見守ることが大事なのではないでしょうか。