― 就学準備・申請をスムーズに進めるために ―

子どもに必要な補助具の申請、初めての申請や久しぶりの申請で手間取ってしまうことがありました。

補装具の申請では、『医師の意見書』最も重要な書類になります。
とくに就学準備に関わる補装具は、
「いつから必要か」「なぜ今必要なのか」が問われやすく、
意見書の内容次第で申請の進み方が大きく変わります。

ここでは、補装具申請に向けた医師の意見書取得までの流れと、依頼時のポイントをまとめます。


① まずは役所で「申請書式」を確認する

自治体ごとに、指定の申請書式や医師意見書(処方箋)の様式が決まっている場合があります。
そのため、病院を受診する前に、必ず区役所・市役所の障害福祉担当窓口で以下の点を確認しておきましょう。

  • 補装具費支給申請書の様式
  • 医師意見書(または処方箋)に指定様式があるか
  • 意見書を記入できる医師の条件(指定医かどうか)

※ 担当者でないと分からない書類や手続きがあることも多いため、
事前に電話でアポイントを取り、申請予定の内容を伝えておくのがおすすめです。
私は別の用事の“ついで”に窓口へ行ったところ、担当者が不在で確認ができず、
「後日確認して郵送対応になります」と言われてしまいました。

また、病院独自の書式では受け付けてもらえないケースもあります。
そのため、

「先に役所で様式を確認」→「指定様式を持って病院を受診」

という流れで進めると、申請がスムーズで安心です。


② 病院を受診し、診察時に医師へ意見書を依頼する

意見書は、診察時に依頼するのが基本です。
その際、「制度の事情」を簡単に伝えておくと、
医師側も書くポイントを理解しやすくなります。

医師へのお願い(そのまま使える例)

補装具の申請で区役所に提出する医師の意見書をお願いしたいと考えています。
就学準備に関わる補装具のため、
使用開始の時期について確認されることが多いと聞いています。
もし可能でしたら、
・早期からの使用が望ましいこと
・使用が遅れた場合に考えられる影響
・日常生活や就学後の生活における必要性
について、医学的な観点でご記載いただけると助かります。

ポイントは、
**「通したいから」ではなく「制度上確認されやすい点がある」**と伝えること。
無理なお願いではなく、申請に必要な情報を共有するイメージです。


③ 窓口提出用に「明記してほしい内容」をメモで用意する

診察時間が限られていることも多く、記載漏れを防ぐため、
意見書に反映してほしいポイントを、簡単なメモで共有するのがおすすめです。

  • 当該補装具が、現在の発達段階・障害特性から必要であること
  • 就学前/就学後早期からの使用が望ましい理由
  • 使用開始が遅れた場合に、生活や学習面で影響が出る可能性があること

※ 実際の記載内容は医師の判断になりますが、
ポイントを絞って共有することで、必要な情報が意見書から抜けにくくなります


④ 医師の意見書は「時期」が重要になる

就学準備に関わる補装具申請では、

  • 「4月以降でいいのでは?」
  • 「学校が始まってから判断すれば?」

と確認されることがあります。

そのため、意見書の中に

  • 「就学開始時点からの使用が望ましい」
  • 「早期使用が生活・学習の安定につながる」

といった時期に関する医学的判断が含まれていると、
区役所での説明が格段にスムーズになります。


まとめ|意見書取得は「事前準備」がカギ

  • 先に役所で申請書式を確認する
  • 診察時に、制度上のポイントを簡単に共有する
  • 明記してほしい内容はメモで渡す
  • 就学準備の場合は「早期使用の必要性」が特に重要

医師の意見書は、
補装具申請における最大の判断材料です。
少し準備をして臨むだけで、
申請全体の負担や、やり取りが大きく減らせます。